アトリエ系建築設計事務所に勤務するスタッフのひとり言

建築について、日々の生活について、感じた事を言葉にする。

リサーチから設計か。 リサーチと設計は別物か

最近考えていた修士設計について

大学によって修士設計という位置づけは様々で、大学によってというより教授によってと言った方がいいだろうか

多くの大学は大学院の卒業条件に論文の提出を定めている。そのため修士設計といいながらまずは論文を完成させることが求めれる。論文とは基本的に研究であるので、建築設計に関する個人的な興味を元に何かテーマを定め、調査、分析、考察などを行い論文として完成させる。

その論文を元に設計へと発展させるため、個人的な建築的興味を最終的には設計として形にまとめる。

一方、リサーチと設計は別物として、論文はあってないような物として提出する研究室もある。そういった考えの元では修士設計ではあくまで設計メインであり、分析は設計するためのネタ探しに過ぎない。分析は常日頃からしている物であり、いままで建築を勉強してきた6年間の積み重ね自体が分析のようなものであり、それを修士設計で扱うテーマに対して発揮させるということである。
つまり修士設計はこれまで培ってきた設計力を使って、社会や誰かのためになる建築を設計することである

まとめると、「リサーチから設計」というプロセスと、「あくまで設計をする」研究室との違いは
「リサーチから設計」が個人的な建築的興味を設計に発展させるのに対して
「設計をメインにする」研究室は社会や特定の個人にたいする問題意識をいままで得てきた腕で建築を作ることによって答えようとするものである。

全然うまく書けてないから後日編集しようかな。